ミックスボイス練習におすすめの曲【男性向け】挫折しにくい曲を厳選

ミックスボイス練習におすすめの曲【男性向け】挫折しにくい曲を厳選 カラオケ

ミックスボイスを練習したい男性が曲を探すと、驚くほど高いヒット曲が候補に並びます。
しかし、最初から難曲を原キーで歌っても、地声で張り上げるか、苦しくなって裏声へ逃げるだけになりやすいです。
必要なのは、最高音の高さで自分を試す曲ではなく、地声と裏声の境目を無理なく通る練習曲です。

この記事では、男性がミックスボイスの練習に使いやすい曲を段階別に紹介します。
曲の選び方、キーの決め方、歌う時に確認することまで整理するので、声が割れたり喉が疲れたりして挫折した人も、やり直す順番を見つけてください。

ミックスボイスの練習曲は最高音だけで選ばない

ミックスボイスは、単に高い音を強く出す技術ではありません。
男性の場合、地声のままでは苦しくなり始める高さを、声質が急に裏返らないように軽くつないでいく感覚が中心になります。
そのため、サビだけが極端に高い曲より、境目付近をゆっくり何度も行き来できる曲の方が練習に向いています。

たとえば、低いAメロからサビで一気に高音へ飛び、そのまま強い声を要求される曲は、歌えれば格好よい反面、初心者には状態の確認が難しくなります。
一方で、テンポが速すぎず、中高音が短いフレーズで現れる曲なら、どの音で喉に力が入ったのかを聴き直せます。
「出せたか」より「同じ軽さで繰り返せたか」を基準にすることが、挫折しにくい選曲の第一歩です。

まず確認したいのは自分の声が切り替わる場所

曲を選ぶ前に、リップロールや「んー」から「ねい」へつなぐ短い音階で、声が重くなる高さを探します。
男性は人によって境目が異なるため、人気曲の原キーが自分の練習に適するとは限りません。
同じサビでも、ある人にはちょうどよい練習になり、別の人には力比べになってしまいます。

確認する時は、小さめの話し声程度の音量で低い音から高い音へ上がり、苦しくなる一歩手前を覚えます。
そのあたりを含む曲を、無理のないキーで歌うと、地声を押し上げずに声の配分を変える練習ができます。
裏返ること自体は失敗ではなく、押さずに通れる入口を探している途中だと考えた方が続けやすいです。

最初の練習に使いやすい曲

最初は、発声の変化を聞き取りやすいテンポと、息を整えやすいメロディーの曲を選びます。
スキマスイッチの「奏」は、急な高音の連打よりも、言葉を運びながら少しずつ高さが上がる場面が多く、境目で声を軽くする練習に使いやすい曲です。
終盤は難しくなるため、まずは一番のサビだけを自分に合うキーで繰り返す程度で十分です。

福山雅治の「家族になろうよ」のように、低めの声から息を流して歌いやすい曲も、準備段階に役立ちます。
この段階で高音を伸ばすことが目的ではなく、地声を必要以上に固めず、穏やかな音量でフレーズを終える習慣を作ります。
低い場所から既に押している人は、サビでミックスへ移る前に苦しくなるためです。

スピッツの「空も飛べるはず」は、軽い響きを保ったまま中高音へ進む感覚を試しやすい候補です。
草野マサムネさんの音色をそのまま真似る必要はなく、音量を上げずにサビの母音を長く保てるかを見ます。
声が薄くなっても喉が楽なら、強さを加えるのはその後で構いません。

少し慣れたら挑戦したい曲

境目を通る時に声が大きく割れにくくなったら、サビで中高音が続く曲に進みます。
スピッツの「ロビンソン」は、軽さを保って上へ向かう感覚を育てやすい一方、力んで歌うと急に苦しくなる曲でもあります。
原曲の透明感を追いかけるより、サビを半音や一音下げて、同じ音色で二回続けて歌えるかを確認してください。

秦基博の「鱗」は、響きに芯を持たせながら高いフレーズへ向かう練習の候補になります。
ただし、最初から本人の力強さを再現しようとすると、顎が上がり、喉で音を持ち上げやすくなります。
母音だけでメロディーを歌い、楽に通れるキーが分かってから歌詞を戻す方が、安全に練習できます。

Official髭男dismの「Pretender」は、男性が目標にしやすい曲ですが、初心者の最初の一曲としては負荷が高めです。
サビの高い部分を強く長く歌う必要があり、境目の扱いがまだ不安定な状態では張り上げの練習になりかねません。
「奏」や「ロビンソン」で声がつながってから、キーを下げて短い区間のみ試す目標曲として置くのが現実的です。

キーを下げることは練習の失敗ではない

ミックスボイスの練習で原キーにこだわると、正しい感覚より先に苦しさを覚えます。
原曲から二つ、三つ下げても、地声から軽い声へ移る動きは練習できます。
自分の境目に曲を合わせる方が、声の変化を丁寧に扱えるからです。

キーは、サビの最高音が一度だけ出るかではなく、サビを二回続けても首や舌の奥が固くならない高さで決めます。
歌い終わった直後に話し声がかすれる、咳払いをしたくなる、次の曲で音が当たりにくくなる場合は、まだ高すぎるか音量を出しすぎています。
翌日に声を残せるキーで練習した方が、結果として原キーに近づくのも早くなります。

曲を歌う前に短い練習を入れる

いきなり伴奏を流すと、歌詞やリズムにつられて普段の張り上げに戻りやすくなります。
まずリップロールでサビのメロディーをなぞり、次に「う」や「ねい」など一つの音で歌ってから、歌詞に戻します。
軽い発声で通れない場所は、歌詞を付けて頑張っても整いにくい場所です。

特に「い」や「え」が高音に重なると、口が横に広がり、喉が狭く感じる人がいます。
その場合は母音を少し丸く保ち、元の言葉に聞こえる範囲で楽な響きを探します。
曲を使うメリットは、実際に苦しくなる言葉や跳躍を見つけられることであり、ただ通しで歌うことではありません。

録音では声の強さより変化の小ささを聴く

録音を聞く時に、歌手のような迫力があるかだけを評価すると、必要以上に強く歌いたくなります。
練習中は、サビに入った瞬間に急に叫んでいないか、裏声へひっくり返った後に息だけの声になっていないか、語尾まで音程が保てているかを聴きます。
声の切り替わりが目立たなくなるほど、ミックスボイスの土台は整っています。

同じ曲を毎回違うキーや違う音量で歌うと、改善点が分かりにくくなります。
一週間は一曲の一部分に絞り、同じキーで短く録音し、楽さと音のつながりを比較してください。
痛みや強いかすれが出た日に録音を増やす必要はなく、休む判断も練習の一部です。

男性のミックスボイス練習は曲の順番で続けやすくなる

練習曲は、難しい曲を歌い切るための試験ではなく、声の境目を扱うための道具です。
最初は「家族になろうよ」や「奏」のように息と音量を整えやすい曲から始め、「空も飛べるはず」や「ロビンソン」で軽い中高音を育て、慣れてから「鱗」や「Pretender」のような目標曲に進むと無理が減ります。

高音が出た日より、喉が疲れず同じフレーズを繰り返せた日を成功として記録してください。
自分に合うキーで境目をなめらかにする時間を重ねれば、男性の高音は力任せではなく、歌の中で使える声として伸びていきます。

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